口呼吸が眠りを邪魔する理由 「鼻呼吸」でぐっすり眠る4ステップ

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「朝起きても疲れが取れない」「寝ていると口が乾いて目が覚める」。
そんな悩みを抱えていませんか?
もしかしたら、睡眠中の口呼吸がその原因になっているかもしれません。
特に花粉症の時期や鼻づまりが続く季節は、知らぬ間に口呼吸になり、酸素効率の低下やいびきによって睡眠の質を大きく下げてしまう可能性があります。
この記事では、鼻づまりや花粉の季節でも「最小限の工夫」で鼻呼吸を保ち、深い眠りを取り戻す方法をお伝えします。
夜中に口がカラカラで起きちゃうんす。朝ものどイガイガ…。

それ、典型的な口呼吸の症状ね。乾燥だけじゃなく、いびきや浅い眠りの原因にもなるからほっとかないほうが良いわよ。

心配無用!今日は“鼻呼吸を取り戻す最小介入”を4ステップでやさしく解説するぞ!

【結論】鼻呼吸を守ることが「深い眠り」の第一歩

鼻呼吸で眠りを深くしたいなら、以下の4つのステップをおこなってみましょう。
どれも5〜10分ででき、今日から始められます。
ステップ1: 就寝前5分の鼻ケア(鼻うがい・保湿・温蒸気)
ステップ2: 寝室の空気質を整える(換気×フィルタ)
ステップ3: 鼻テープ/口閉じテープを“安全第一”で試す
ステップ4: 翌朝ログで効果を見える化する(継続の燃料)
もし“いびき”や“無呼吸”が心配な方は、こちらの記事で詳しい改善グッズも紹介していますよ!


なぜ“口呼吸”は眠りを妨げるのか?
口で息をすると、口の中が乾燥してネバつきやすくなり、いびきや舌の落ち込みによって無呼吸を悪化させる原因になります。
その結果、深い眠りに入りづらくなるのです。
特に春や秋は花粉やPM2.5の影響で鼻が詰まりやすく、無意識のうちに口呼吸へ移行しやすい時期。すると睡眠の質はぐっと落ちてしまいます。
一方、鼻呼吸は眠りの質を大きく底上げしてくれます。
なぜなら鼻は「空気清浄機」であり「加湿器」であり、さらに「リラックスのスイッチ」だからです。
つまり、鼻呼吸こそが深い眠りの入り口となります。
朝起きて喉が痛い、口の中が乾いている…そんなサインがある人は、知らない間に口呼吸になっている可能性大です。
でも大丈夫。これから紹介する4つのステップで、改善への道は開けます。
「つまり、鼻呼吸を制する者が眠りを制するってわけだな!」

「所長、言い方は大げさですが本質は正解です。鼻はただの通り道じゃありませんから」

「えっ…オレ、毎朝口カラカラっす…つまりもう“口呼吸常習犯”ってことっすか!?」

ステップ1 就寝前の鼻ケア(5〜10分)

鼻うがいでスッキリ
目的: 花粉・ほこり・粘液をやさしく洗い流し、通気性を上げる。
方法: 市販の鼻うがいボトルを使用してください。うがい液はぬるま湯100mlに食塩約0.9g(0.9%)を入れて作るか市販の専用液でもOKです。
- 前かがみで「え〜」と声を出し、片鼻にノズルを軽く当てて注入
- 反対側の鼻や口から出た液はそのまま排出
- 終わったら片側ずつやさしく鼻をかむ(強くかまない)
頻度: 寝る前に1回でOK(つらい時は朝も)。
注意: 上を向かない/強圧で押し込まない/強い鼻づまり時は様子見してください。
「これはかなり効くぞ。みんな喉のうがいはするけど、鼻の中まで洗うやつはほとんどいないんだよな。実際、鼻の奥は汚れでいっぱいだから、しっかりケアしてやるとスッキリするんだ。」

保湿:鼻腔スプレー or ワセリン薄塗り

乾燥は粘膜の大敵です。
生理食塩水スプレーやワセリンを鼻の入り口に薄くすることで、粘膜を守ります。
なぜ「保湿」が効く?
- 粘膜のうるおい=空気清浄フィルターの性能だから。湿った粘膜は花粉・ほこりをキャッチしやすく、加湿・加温して肺にやさしい空気に整えます。
- 乾燥→腫れ→鼻づまり:乾くと微小な炎症が起こり、粘膜がむくんで鼻道が狭くなります。保湿はこの“むくみスパイラル”を抑えます。
- 喉の保護:鼻が潤うと口呼吸に流れにくく、朝の口渇・喉痛の軽減に直結します。
何を使えばいいの?
眠る前に鼻を守るアイテムは、大きく3つあります。
- 生理食塩水スプレー
- しみないやさしいミストで、鼻の中をうるおしてくれます。寝る直前のひと吹きに最適です。
- 鼻腔用保湿ジェル/軟膏タイプ(生理食塩水やヒアルロン酸入り)
- 鼻の粘膜にうすい膜を作って水分をキープ。乾燥が強い人や、マスクで鼻の中が乾きやすい人に向いています。
- ワセリン
- 小鼻の内側に“米粒半分”ほどを、ごく薄く塗るだけ。摩擦や空気の乾燥から守るバリアになり、ひりつきやかゆみを防ぎます。
つまり、軽い乾燥ならスプレー、強い乾燥ならジェル、摩擦やヒリつき対策ならワセリンと考えるとわかりやすいです。
どれもドラッグストアやインターネットで購入できますよ。

「生理食塩水を自分で作るのもひとつだぞ。水100mlに塩0.9gで完成だ。ただし雑菌には要注意。2〜3日で作り直すのを忘れるなよ!」

鼻うがいは蒸留水・滅菌水、または一度沸騰させ冷ました水のみを使用してくださいね。水道水そのままは避けましょう。

頻度とタイミング
- 就寝前はマスト。日中も乾きを感じたら1〜2回追加してもOKです。
- エアコン・ヒーター使用時、花粉・PM2.5が強い日は積極的に補湿しましょう。
やってはいけないNGケア
ワセリンは奥まで塗らない
- 鼻の奥に油分が溜まるとよくありません。小鼻の入口だけに、ごく薄くつけるのが基本です。
- 強くこすったり、綿棒を押し込まない
- 鼻の中はデリケート。強い摩擦で小さな傷ができ、かえって乾燥や炎症が悪化します。ケアは“やさしく、そっと”が鉄則です。
翌朝のセルフチェック方法
眠りの質を保つには、夜の工夫が「翌朝どう現れるか」を確認するのが大事です。
そのために、次の4つを 0(なし)〜3(強い) で評価してみましょう。
- 口の渇き
- のどの違和感
- 鼻の通りやすさ
- 起きたときのスッキリ感
合計点を前日と比べて +1ポイント以上改善していたら、その保湿手順は“当たり”。
自分に合っている証拠なので、そのまま1週間続けて習慣化していきましょう。
「数値化して比べる」ことで、なんとなくの感覚ではなく、確実に自分の眠りの改善を感じ取れるようになります。

温蒸気:蒸しタオルで通りをよく

濡れタオルを600Wで20〜30秒温めて鼻に当て、1〜2分ゆっくり呼吸。
血流が上がり、通気がラクになります。
※やけどに注意・温度はほどほどに。
“歯みがき→鼻うがい→保湿→蒸しタオル”を毎日の就寝ルーティンに入れると続けやすいですよ。

ステップ2 “換気×フィルタ”で空気の質を守る
換気のコツ(汚れを入れずに出す)

花粉を家に入れないための工夫
- ドアの開け閉めはゆっくり
- 勢いよくドアを開けると、気圧差で外の花粉やホコリが一気に室内へ。静かに開け閉めするだけで侵入量を減らせます。
- 上着や帽子は“たたかず”に落とす
- 玄関前ではたくと花粉が舞い上がって逆効果。濡れタオルやウェットティッシュで上から軽く押さえるようにして払い落としましょう。ポンポンとやさしく、がポイントです。
- 置き場所は玄関が鉄則
- 花粉をまとったまま寝室に持ち込むと、寝ている間に吸い込んでしまいます。上着は玄関に掛けておくのがベスト。可能であれば浴室で着替えて、一時的に浴室に置くとさらに安心です。帰宅時:持ち込みを“玄関で止める”
換気:汚れを“入れずに出す”
換気のときは、やみくもに窓を全開にするよりも「空気の流れをコントロールする」ことが大切です。
まず、部屋の窓は1か所だけを30センチほど開けて吸気口にします。他の窓は閉めて、空気の入口をひとつに限定しましょう。
次に、キッチンの換気扇を中〜強で回すと、部屋の空気が弱い陰圧になり、外気が一方向に流れ込むようになります。
さらに、その窓の近くに空気清浄機を置き、吸気口を窓側に向けて10〜15分だけ強モードにすれば、入ってくる空気をその場でキャッチできます。
最後に窓を閉め、空気清浄機を自動モードや中程度に戻せば完了です。
「へぇ〜!換気ってただ窓開けりゃいいってもんじゃないんすね…!」

「基本を押さえれば効率が全然違うの。所長、覚えておいてくださいね」

「そうだな、これで花粉もホコリもシャットアウトだ!」

フィルタ対策:入口をガードする
- 換気口(給気口)にPM2.5対応フィルター:専用品を貼るだけ。月1回の目視点検、汚れが目立てば交換しましょう。
- 網戸用フィルターネット:窓で吸気する場合は網戸に貼れるフィルターを追加することで、侵入量をへらすことができます。
- エアコンのプレフィルタ:2〜4週に1回、掃除機+水洗いで目詰まり防止しましょう。換気機能付きエアコンは取説どおりにフィルターのケアを。
NG例(やりがちミス)
- 窓を2か所以上大きく開けてしまう
- 空気の流れが乱れて外気が大量に入り込み、花粉やPM2.5も部屋へ侵入しやすくなります。換気は「1か所だけを開ける」が鉄則です。
- 空気清浄機を部屋の隅に置きっぱなし
- 肝心の入口付近の空気をうまくキャッチできません。状況に応じて窓や換気口の近くに移動させると効率がぐっと上がります。
- フィルターのお手入れ忘れ
- 放置するとすぐに目詰まりして性能が落ちてしまいます。最低でも月に1回は点検し、シーズンごとに交換するのが安心です。(機種によって異なります)
「換気は限定的に」「清浄機は入口近く」「フィルターはこまめに掃除」
この3つを意識するだけで、室内の空気環境は大きく変わります。
※ 24時間換気(常時換気)は基本ONのまま。においや湿気、CO₂の滞留を防ぎます。
花粉・PM2.5の強い日は、吸気側にフィルターを追加して対策を強化しましょう。

ステップ3 サポートグッズを使ってみよう

口閉じテープ(マウステープ)
口が自然に開いてしまうのを防ぎ、鼻呼吸をサポートするのが目的です。
やり方はシンプルで、唇を軽く閉じた状態で、テープを「I字」や「X字」など好みの形でそっと貼ります。
強く圧迫する必要はなく、あくまで「軽いサポート」のイメージで使いましょう。
使用時の注意点
- 肌が弱い方は、事前にパッチテストをしましょう。腕の内側に30分ほど貼って赤みやかゆみが出ないか確認すると安心です。
- 鼻づまりが強い日は、無理に使用せず、まず鼻の通りを確保することが優先です。ステップ1の生理食塩水スプレーなどで準備してからにしてください。
- ひげが濃い方は、テープがうまく密着しないことがあります。その場合は、顎を支えるサポーターなど別の方法を試すのも選択肢です。
ポイントは「安全に・快適に」鼻呼吸をサポートすること。
体調や肌の状態に合わせて、無理のない方法を選ぶのが大切です。
鼻腔拡張テープ/ノーズピン
鼻の入り口をやさしく広げて、空気の通りを助けるアイテムです。
就寝前に軽く皮脂を拭き取ってから貼りましょう。
テープを引っ張りすぎず、自然にフィットさせるのがポイントです。
長時間貼って赤みやかぶれが出る場合は、毎日ではなく間隔をあけて使ってください。
注意すべきポイント
強いいびきや「呼吸が止まっている」と指摘された経験、または日中の強い眠気が続く場合は、単なる鼻づまりではなく 睡眠時無呼吸症候群 の可能性があります。こうした場合は市販グッズだけに頼らず、必ず医療機関で相談しましょう。
鼻呼吸をサポートするだけでなく、寝具を整えることも効果的です。快眠につながる枕・マットレスの選び方はこちらからどうぞ!


ステップ4 翌朝ログで“効いてるか”を見える化

まずは小さく試してみて、翌朝の体調の変化をメモに残しましょう。効果を感じたら、そのやり方を「自分の定番」として固定化します。
こうした記録の積み重ねが、最短であなたに合った保湿習慣につながります。
1分で書けるセルフチェック
眠りの質を確認するために、寝起きに次の項目を簡単にメモしてみましょう。
- 口の渇き・のどの違和感:0(なし)〜3(強い)
- 夜中に起きた回数:0回/1回/2回以上
- 朝のスッキリ感:0〜3
- 鼻の通り:0〜3
- 備考:使ったケア(鼻うがい、テープ、ワセリンなど)
数字で残すことで、「なんとなく良かった」ではなく、確実に自分の眠りの改善を把握できます。
続ければ、自分に合うケアがどれか自然と見えてきますよ♡

判定の目安(1週間)
眠りの状態を1週間ほど続けて記録したら、次のポイントで改善を判断してみましょう。
- 朝の口の渇きが「2」から「0〜1」に下がっていたら改善のサイン。
- 夜中に起きる回数が1回以下になり、さらに「目覚めのスッキリ感」が +1ポイント以上なら、その方法を継続。
- あまり変化がなければ、一度に色々変えず、手順を 1つだけ入れ替えて試すのがコツ。
小さな変化でも続けることで、自分に合ったケアの方法が見えてくるぞ!

よくある質問(FAQ)
鼻うがいは毎日やって大丈夫?
基本OKです。痛みが出るときや副鼻腔炎が強い時は回数を減らし、様子を見ましょう。
テープはどれくらいの時間貼ればいい?
最初は昼寝20分など短時間で慣らし→問題なければ就寝時へ。違和感が強い日は中止しましょう。
まとめ:まずは小さく始めて、鼻呼吸を“取り戻す”
- 寝る前5〜10分: 鼻うがい→保湿→温蒸気
- 寝室の空気: 換気×フィルタ×清浄機、湿度40〜60%
- サポート: テープ類は“安全第一”、無理はしない
- 翌朝の記録: 口渇・中途覚醒・すっきり感を1分で記録
この4ステップを回すだけで、鼻呼吸=深い眠りが戻ってきます。
まずは“歯みがきの後に鼻ケア”からやってみます!翌朝ログも1分なら続けられそうっす!

続けやすさが正義。無理は禁物、調子のいい日から試してください。

よし!小さく始めて、静かな夜とシャキッとした朝を取り戻そう。今夜が“再スタート”だ!

さらに睡眠全体の質を底上げしたい方は、こちらの“7つの快眠習慣”も参考にしてください♡


※ 強いいびき/睡眠中の呼吸停止の指摘/日中の強い眠気が続く場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。市販グッズに頼りすぎず、耳鼻科・睡眠外来などの医療機関へ相談してください。
参考リンク
この記事のン参考リンクはコチラ
CDC|How to Safely Rinse Sinuses(鼻うがいの安全な方法)
https://www.cdc.gov/naegleria/prevention/sinus-rinsing.html
FDA|Rinsing Your Sinuses With Neti Pots: Safe?(鼻うがい時の水の選択)
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/rinsing-your-sinuses-neti-pots-safe
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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK526086/
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AASM(学会)|Viral TikTok Trends Are Not the Answer for Better Sleep(マウステープに警鐘)
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WebMD|What to Know About 4-7-8 Breathing
https://www.webmd.com/balance/what-to-know-4-7-8-breathing
EPA|Guide to Air Cleaners in the Home(空気清浄機の基礎)
https://www.epa.gov/indoor-air-quality-iaq/guide-air-cleaners-home